オフィス移転時に確認しよう!オフィスの照度

オフィス移転時に確認しよう!オフィスの照度

オフィスの「照度」は、快適なオフィス環境を作る上では大切なポイントのひとつ。しかし、実際にはあまり気にしていなかったという方も多いのではないでしょうか?そこで今回はオフィスの照度について、その必要性や基準についてご紹介したいと思います。

照度とは?

照度とは、簡単に言うと「明るさ」です。正確に言えば、物体の表面を照らす光の明るさを表す物理量のことを指します。照度の単位はルクス(lx)が用いられ、照度は光が照らされた側の指標として用いられます。

では、なぜオフィスの照度を意識しなければならないのかというと、従業員の健康と安全、そして作業効率を維持するためです。適切な照度を維持しておかないと従業員の眼精疲労や、視認性が悪くなることでの作業効率の低下を引き起こしてしまう可能性があります。

ちなみに、JISが定めた事務所の照度基準(JIS Z91110)では、机上の照度が750lx以上となっています

照度の測り方について

照度を測るには、「照度計」という専用の測定器具を使います。照度計とは、物質が光を吸収した際に生じる電子の動きや、光電動などが現れる働きを指す「光電効果」を活用して測定する器具のことです。照度計は安価なものなら1万円程度、またオークションなどでも多く出品されていますが、JIS規格(JIS C 1609)に準じたものを使用するようにしましょう。

照度を測る際には、原則として水平面の照度を測定します。机や作業台などの対象物がある場合は、その上面または上面から5cm以内を目安に測定しましょう。また、対象物が特にない場合は、床上80cm前後で測定します。ただし、廊下や屋外の場合は15cm以下で測定するようにします。

また、測定する前に電球であれば5分間、放電灯であれば30分間点灯してから測定するようにしてください。そのほか、測定の際には服装による反射が測定結果に影響を与えないように十分注意しましょう。

オフィスに最適な照度とは?

オフィスにはさまざまな機能と用途があるので、それぞれに適した照度にしておくことが大切です。JISの基準による机上の照度は750xlと紹介しましたが、設計や製図といったより細かい文字を扱うような執務室の場合は2,000lxが必要とも言われています。

また、玄関ホールがある場合、訪問者からすると屋外からの自然光に目が慣れていることもあるので、暗く見えないようにする必要があります。具体的には照度が750〜1,500lxあると良いとされています。

一方で受付や会議室は300〜750xl、応接室や待合室、食堂やエレベーターホールは200~500xl、階段や廊下、トイレや給湯室は100〜200lx、倉庫や更衣室は75〜150lx、屋内の非常階段は30〜75lxが基準とされています。

人の行動に必要な照度については、労働働安全衛生法第604条で「精密な作業は300lx以上」、「普通の作業は150lx以上」、「粗な作業は70lx以上」と定めています。よって、作業内容に合わせて必要な照度を保てば良いでしょう。明るければ明るいほど良いというものでもないので、過剰に照度を上げて電力消費を増やす必要もありません。

また、今日ではオフィスにおけるパソコンの使用頻度が高いことから、ディスプレイとキーボードや書類周辺の照度の差を少なくするために、手元の照明で調整するケースも増えているようです。

快適で作業効率の良いオフィス環境を作るためにも、オフィス移転の際にはオフィス照度のことも意識して準備を進めていきましょう。

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