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オフィス移転時に確認しよう!オフィスの地震対策
企業にとっての危機管理対策として「地震対策」も重要な要素となっています。そこで今回はオフィス移転を考える際に考えなければいけない地震対策についてご紹介します。
オフィスにおける地震が起きたときに想定される危険とは
まずは地震が起きたときにオフィスに起こり得る主な危険について、考えてみましょう。
1つは棚から物が落下することによる怪我の危険です。通常落下しないと思われるものも大きな地震では簡単に落下してしまうことを認識しておく必要があります。
2つめは家具の転倒や予期せぬ暴走移動です。こちらも普段であれば転倒や移動しないものでも、地震が起きると起こり得る事象です。具体的にはキャビネットの転倒や、コピー機の暴走移動などの危険を認識しておくことも必要になります。
3つめは壁や窓の破損です。建物によっては地震の規模が小さくても起こり得る危険として考えておくべきでしょう。
4つめはエレベーターの停止です。地震が起きるとエレベーターが自動的に停止するケースがほとんどなので、建物の高層部に取り残される危険があります。
5つめはトイレが使えなくなること。水道が止まることにより水洗トイレが使えなくなります。高層部に取り残された場合、トイレが使えなく危険も想定しておかなければいけません。
6つめは火事が発生する可能性があること。飲食店が入ったビルだけでなく、オフィス棟のビルであっても火事が起きる危険性は必ず想定しておく必要があります。
地震対策に適しているオフィスのレイアウト
地震が起きたときには、物の落下や家具の転倒/移動による怪我の危険だけでなく、避難経路を遮る危険も発生します。よってオフィスのレイアウトにもその対策を盛り込んでください。
一番大切なことは移動経路の幅をしっかりと確保したレイアウトであることが重要です。具体的には1.2m程度の幅が必要と言われています。次に出入口付近には転倒や移動の恐れのある家具や機器を置かないことです。
そして金庫やコピー機のような重量の重いものは、それらが暴走した場合に危険が生じる位置には置いてはいけません。さらに窓の付近やデスク周りには背の高い家具を置かないことも大切です。またローパーテーションはコの字型やH型に設置することで安定させておかなければいけません。
オフィスで行うべき地震対策
レイアウトをする際にできる対策に加えて、行っておきたいオフィスの地震対策について併せてご紹介しておきます。
(1)移動経路には物を置かない習慣を社員に徹底する。
(2)キャビネットへの収納の際には重いものを上部に入れないようにする。
(3)家具はしっかりと固定し、複数の家具を連結させて倒れに難くしておく。
(4)ガラス部分には強化ガラスを採用し、飛散防止フィルムを貼付しておく。
これらに加えオフィス環境に合わせた防災マニュアルを作成し、従業員に周知徹底しておくことも重要です。また高層ビルの場合、ビル内に閉じ込められた場合を想定した備蓄物の準備もしておきましょう。
地震に対する危機管理対策は、今回ご紹介した内容に加え、オフィス移転の際には移転先となる物件の耐震状況知ることも大切です。しっかりと調べて移転先を決めることもお忘れなく。