オフィス移転時に見直そう! 企業が取り組むべきBCP対策とは

オフィス移転時に見直そう! 企業が取り組むべきBCP対策とは

現代社会において企業が生き抜くためには、「BCP対策」が必要とされており、年々その重要性は高まっています。しかしながら、「十分なBCP対策をしていない」、「BCP対策を知らない」という企業も少なくありません。そこで今回は企業にとって準備が急務となっている「BCP対策」についてご紹介したいと思います。

BCPとは?

BCP(Business Continuity Plan)とは「事業継続計画」のことであり、災害や人災はもちろんのこと、いかなる事象が発生したとしても事業を継続させていくために準備しておくための計画です。一見すると「防災対策」のようにも思えますが、防災対策が人命や資産の保護、保全を目的としたものに対して、BCPは事業の継続を目的として講じる対策であり、意味合いが大きく異なります。

BCP対策を行うと、災害時のアクシデントに遭っても早期に事業を復旧させることができると同時に、対策によって得られる社会的な信用や災害後の競合先に対する操業力の優位性によって、新たな顧客を獲得できるというメリットを得ることができます。

そして、取引先に対する連鎖的影響を与えず、安定した雇用も維持できるので、地域社会を安定に貢献する対策とも言えるでしょう。

BCPの作成方法について

BCPは以下の手順に沿って作成します。

  1. 自社の事業の中で、優先して復旧、継続させるべき事業が何であるかを明確に特定する
  2. 優先させるべき事業を復旧、継続させるために必要不可欠なリソース(ヒト、モノ、金)を特定、算出する
  3. アクシデント発生時に必要不可欠なリソースを守るための必要な対策を講じる
  4. アクシデント発生後に優先させる事業を復旧させるための目標時間を設定する
  5. 目標時間での復旧を達成するための対策を講じる

BCPを行う際に意識すべきポイント

BCPを行う際には意識しておきたいポイントを4つご紹介します。

経営者自らが率先してBCPの策定に関与する

防災対策とは異なり、企業継続を目的としたBCP対策は、経営者のリーダーシップによって推進されるべきです。

社員への周知

計画があっても実際に社員が行動できなくは意味がありません。社員に対する十分な情報発信と啓発が何よりも大切になります。

取引先や協力企業との意見交換

アクシデント発生時に慌てないためにも事前の摺合せをしておくことが必要です。

アクシデントの事前準備

災害のようなアクシデントに対して、すぐに対応できるよう事前に準備することが大切です。具体的な対策例は、以下のようなことが挙げられます。

  • オフィスの耐震化と不燃化及び避難経路の確保
  • バックアップオフィスの確保(在宅勤務含)
  • 情報システムのバックアップとセキュリティー対策
  • 設備や什器の耐震対策
  • 備蓄食料、資材などの準備
  • ライフラインや連絡手段の確保

BCP対策は将来にわたって企業が継続していくために欠かせない、とても重要なものです。「まだ十分な対策ができていない」という場合は、オフィス移転の際を絶好の機会とらえ、BCP対策を講じるようにしてください。

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